2016年10月25日

裏切りのサーカス – 小説のように行間を読みながら何度でも繰り返し見たくなる名作


裏切りのサーカス

Huluにて鑑賞。久しぶりに見応えのある作品に出会いました。

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作品の概要

2011年に発表された、イギリス・フランス・ドイツ合作のスパイ(諜報員)ものの映画。原作はジョン・ル・カレが1974年に発表した「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」

監督は、トーマス・アルフレッドソン。スウェーデンの方です。

あらすじ

東西冷戦下、イギリス諜報部(通称サーカス)を去る事となった初老のスパイ、ジョージ・スマイリー。彼に突然政府から任務が下される事に。

それは、イギリス諜報部の幹部の中にいる、ソ連に通じる二重スパイ(もぐら)を見つけ出す事。

スマイリーは若き諜報員ギラムと、ロンドン警視庁保安部のメンデル警部とともに調査を始めます。果たしてサーカスを裏切った二重スパイ(もぐら)は誰なのか?

派手なスパイアクションを期待してはいけない

スパイ映画と言うと「007」や「ボーン・アイデンティティ」、「ミッション・インポッシブル」などを想像してしまいますが、これらと「裏切りのサーカス」を一緒に考えて鑑賞してはいけません。

ロバート・レッドフォードとブラッド・ピットが競演した「スパイ・ゲーム」のアクション要素を一切排除して、もっと陰々滅々とさせた作品という表現が一番近いかもしれませんww

ともあれストーリーは、とにかく淡々と地味に進んでいきます。

小説の持つ良さを映画で再現

淡々と進むだけではありません。

説明なく新しい登場人物やコードネームが次々登場し、誰が誰だかよく分からないまま物語が進み、さらに回想する形で、時系列もバラバラに展開するので、少しいや、かなり難解な作品で、途中でさじを投げてしまうかもしれません。

しかしそこはグッと堪えて、是非最後まで観ていただきたい。

分かりにくいが故に、淡々とした展開であるが故に、自然とセリフやシーンの一つ一つをじっくりと理解しようと考えるようになります。

それはまるで小説の行間を読むような感覚。原作は読んではいませんが、小説が持っている良さを映画で再現した作品と言えるかもしれませんね。

役者は超豪華

ストーリー展開は地味で淡々としていますが、出演している役者さんは超がつくほど豪華です。

主役のジョージ・スマイリーを演じるのはゲイリー・オールドマン。スマイリーの指示を受け活躍する若き諜報員ギラムにベネディクト・カンバーバッチ。

ギラムの配下のリッキー・ター役にトム・ハーディ、諜報員幹部役の一人にコリン・ファースと、もうお腹いっぱいの布陣。

淡々としてながら、最後までしっかり引き込ませるのは彼らの演技力があっての事。特に主演のゲイリー・オールドマン、かつては怪優と呼ばれていたのが嘘のような、感情を抑えた演技でしたが、とても素晴らしいものがあったと思います。

アメコミ好きとしては、すぐにアメコミ作品と照らし合わせてしまい

「ゴードン警部(ゲイリー・オールドマン)とドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)がコンビを組んで事件を解決するのか!」

とか

「ゴードン警部とベイン(トム・ハーディ)が競演している!」

とじっくり観つつも脳内で盛り上がってしまいましたがww

ちなみにゲイリー・オールドマンとトム・ハーディが「ダークナイト・ライジング」で共演するのは、この裏切りのサーカスの翌年2012年となります。

もう一度観る事で最後のピースがハマるかもしれない

難解ではあるもの、主人公のジョージ・スマイリーの中で、点と点がつながって線となり、さらに線と線がつながって面となり、事件の全容が浮かび上がっていくという展開は非常に緊張感があってスリリングでした。

しかし、観ている私は一度の鑑賞だけではその全容をつかむ事はできませんでした。

この作品は、やはり小説と同じで、何度も繰り返し観る事で、新たな発見がある作品なのかもしれません。

なにせ前半のシーンはほとんど何を言っているのか理解できていませんでしたからねww

2回目なら前半のシーンもしっかり理解できて、さらに深く物語を楽しむ事ができると思います。

理由はどうであれ、もう一度観たいと思わせる映画こそが名作と私は思っています。

裏切りのサーカス、まさに名作です。


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