2018年6月7日

オーロラの彼方へ – 全ての父親に捧げる隠れた感動作【映画】

カテゴリ: 映画

同じ映画を数年後に見直すと評価が一変する事があります。

とても面白いと思った作品が、つまらなく感じたり。逆に何も感じなかったはずの作品に突然衝撃を受けたり。

当然、映画が変わるわけがありません。私が変わったという事です。私の中の変化が、映画の評価を変えてしまったのです。

今回紹介する「オーロラの彼方へ」は、私が「父親」になった事で評価が大きく変わった作品です。

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最初に観た時の感想

最初にこの作品を観たのは、まだ結婚して間もない頃。その時はSF作品としてまあ面白いなあと感じたくらい。しかし父親になった今、改めて観なおしてみたら、不覚にも泣いてしまいました。

SFであり、クライムアクションでありながら、何より父と子の熱い絆を描いた感動作だったのです。

物語は、30年前に亡くなった父親と時間を超えて、無線機で話ができるようになるというタイムパラドックスから始まります。

最初に観た時の私の視点は、当然主人公。しかし私の個人的な問題から、主人公に感情移入ができません。それは私が、私の父親と折り合いが良くないから。

具体的な理由については、伏せさせてもらいますが、とにかく主人公のように、父親への熱い思いというものがないのです。よって何一つグッとくるものがありません。

あくまでもSF&クライムアクション作品という観点での評価に留まりました。

そして今、父親になって二回目の鑑賞

しかし父親になった今、視点は否が応でも、主人公の父親にシフトチェンジします。そして自然に、私の息子たちを主人公に重ねてしまうのです。

作品を観終えて、30年後の息子たちを想像しました。そして自分の中で「その時まで生きていたい」という強い思いがある事に驚きました。できる限り生きて、息子たちを見守っていたいと。

作中の父親も「30年後の息子に会いたい」その思いからタバコをやめる決心をします。何気ないシーンなのですが、うんうん頷いて涙腺が緩んでしまいました。

今まで長生きしたいなんて思った事は一度もありませんでした。いつ死んだって構いやしない、そんな風に思っていました。死は恐しいですが、避けようがありません。足掻いたってしょうがないものだと。

でも父親になった事で変わってしまったようです。

父親になった事で死への恐怖が生まれたというよりも、息子たちと別れの日がある事に激しく恐怖しました。

できる限り息子たちと一緒にいたい。大人になって遠く離れて暮らす事になっても、それでも遠くから見守っていたい。

私が願う幸せとは何なのか。それを再認識させてくれた作品でした。

しかし、現実はSFのようにはいきません。決定的な死を回避する方法は存在しません。

いつか別れの日はやってきます。

その日まで、息子たちと沢山の事を話しあおう。くだらない事から大切な事まで、どんな事でも。


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