2018年6月7日

飯盒炊爨で美味しいご飯を炊くために抑えておきたい4つのポイント【アウトドア】


若い頃友人たちとキャンプを経験してきたという事もあり、飯盒炊爨でご飯を炊くのには自信がありました。しかし、奥さんと子供達はそれを信じようとしません。

奥さん:無理だね。20数年のブランクがあるんだから、もう忘れてるよ。芯があったり、焦げまくったご飯になっちゃうんじゃないの?

:なにおおお!!!私の手にかかれば、むしろ「おこげ」を作るほうが難しいほど、真っ白なご飯になってしまうんだからな!よく見てなさい!

というわけで、飯盒炊爨でご飯を美味しく炊く方法をご紹介したいと思います。

お米に水をしっかり吸わせる

お米の研ぎ方については割愛したいと思います。水加減ですが、お米のラインから人差し指の第一関節くらいまでに水を張ります。

え?人によって第一関節の長さって違くない?って思いますよね。そう、確かに違います。でも大丈夫です。多少の水加減は、後の火加減の調節でなんとかなります。

それよりも大事なのは、吸水。しっかりとお米に水を吸わせておく事です。最低でも10分、できれば30分ほど吸水させるのが理想でしょう。

ただし、これも絶対ではありません。時間がなければ5分くらいでも大丈夫です。

全ては火加減と時間が命

肝心なのは火加減と、時間です。できれば弱火、中火、強火、そしてまた弱火と3段階に調節するのが理想です。ただ、ツーバーナーであればそれは容易ですが、焚き火でとなると、どこからが中火でどこからが強火なのか、判断と火加減の調節が難しいものです。

なので、弱火と強火の2段階で考えてしまっていいと思います。

まずは湯気が出てくるまで弱火で7分ほど。蓋がグツグツしだしたら一気に強火に。強火にするタイミングは弱火の火加減によって多少前後してくるとは思います。

弱火ではじめて沸騰しはじめたら強火、とおぼえておきましょう。

強火にしてからの10〜15分前後が肝です。グツグツと動く蓋を見て、沸騰している音を聞き、湯気から香るお米の匂いを嗅ぎましょう。

蓋の振動、グツグツという沸騰の音が聞こえなくなってきたら、炊きあがりに近づいてきた証拠です。この時に湯気から焦げ臭い匂いがしてきたら、底が焦げ付いてきているサインです。

急いで弱火にしましょう。

究極奥義!開けて確認する

私が飯盒炊爨で失敗しない最大にして究極の邪道技。それがこれです。

不安になったら蓋を開けて確認し味見する

お米を上手に炊く方法として、有名な言葉がありますよね。

「はじめチョロチョロ中パッパ、赤子泣いても蓋取るな」

私達はこの「蓋取るな」という言葉に縛られすぎてしまっているんです。20数年前のキャンプでもそうでした。私達が炊いている途中で、確認の為に蓋を開けたら、近くでみていた高校生のグループがえらく驚いていたのを、今でも覚えています。

「ええええ、蓋開けていいんですか?」

そう、いいんです。強火にしてから10分前後の段階で不安に感じたら、蓋を開け、焦げてないか、水っぽくないか目で確認し、さらに味見して、芯がないか、確認していいんです。

逆さにして10分蒸らす

味見をして問題なければ、火を止めます。まだ多少芯を感じる場合は、弱火またはとろ火で5〜10分ほど様子をみて、また味見をしましょう。

火を止めたら、飯盒を逆さにして蒸らします。この蒸らしも重要です。しっかり10分間このまま放置しておきましょう。

昔は逆さにした飯盒の底を叩くと良いと言われていましたが、今はそんな事はしなくても良いという事がわかりました。確かに当時も何故叩くのか?理由は分かっていませんでしたww

当時の名残りで、底がボコボコですが、今回はまったく叩いておりません。

おこげのない美味しいご飯の完成

これで芯もなく、焦げ付きもない、美味しいご飯が作れるはずです。

不安になったら、開けて確認。これを取り入れるだけで成功の確率はグッと上がります。「赤子泣いても蓋取るな」の呪縛を解き放って、勇気を出して開けてみてくださいww


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サムリ
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